2018 イベントレポート
2018.11.21
今年で5年目を迎える「ふるさとチョイスアワード」。会場の青山スパイラルホールには、エントリーがあった全国の自治体の中から、予選を勝ち抜いた8つの自治体の代表者が集まり、それぞれがふるさと納税に対してどのような取り組みを行ってきたかを発表しました。どの自治体も力の入ったプレゼンテーションで、聴講席からは感心の声や登壇者への声援、時には笑い声も漏れ聞こえるなど、会場を存分にわかせてくれました。
オープニング
今回の「ふるさとチョイスアワード」のテーマは「STORY」。ふるさと納税が施行されて10年たち、その間に行ってきた様々な施策の成功や失敗だけではなく、プロジェクトを実行することで学ぶことができた貴重なことなどを中心に、自分たちの熱意、地域で起こった変化を語っていただきます。
審査員にはオイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役会長 藤田 和芳 氏、株式会社木楽舎月刊「ソトコト」統括編集長 小黒 一三 氏、経済ジャーナリスト 磯山 友幸 氏、認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会代表理事/株式会社ファンドレックスCEO 鵜尾 雅隆 氏、株式会社トラストバンク創業者 須永 珠代の5人。そして大賞を決める投票権を持つ一般参加者の方々に向け、いよいよプレゼンテーションが始まります。
プレゼンテーション
この日ファイナリストとして集まったのは、「青森県三戸町」「東京都墨田区」「東京都文京区」「埼玉県」「高知県日高村」「高知県須崎市」「福岡県赤村」「鹿児島県長島町」の8自治体。プレゼンテーションでは、スライドを使ったデータ発表や自分たちの貴重な体験談はもとより、ゆるキャラも登場しバラエティー豊かなものに。また、自治体とタッグを組んだNPO団体の方や、県内の複数の市町村に連携を呼びかけ、地域の絆を強くした県庁職員の方によるプレゼンテーションなど、時を経て様々な形に発展したふるさと納税への取り組み方が、舞台の上に投影されました。
審査結果発表・贈賞
全ての発表が終わり、投票が始まりました。各自治体、多くの人の期待や情熱が辿ってきた「STORY」だからこそ、投票結果は接戦となりました。結果、僅差で大賞は、「しんじょう君とふるさと納税でまちが変わる」と題しプレゼンテーションを行った、高知県須崎市が手に入れました。
「B級グルメやゆるキャラ、ふるさと納税は一過的なものという一般的な批評に負けることなく、食文化やキャラクター、そしてふるさと納税というツールを使い、粘り強く地域の情報を発信。地域内や海外のイベントでも須崎市の魅力を伝えることに成功しました。そして、これらの成功はゴールではなく、ここから先に続く発展のための通過点です」と語ってくれた高知県須崎市の担当守時(モリトキ)氏。しんじょう君と一緒にトロフィーを受け取りました。これからも地域のため、共に歩み頑張ってください。おめでとうございます!
活況の中、幕を引いた「ふるさとチョイスアワード2018」。今回のアワードを通じて、大賞を得た須崎市や他地域ともに、自分たちが抱える課題に対し真剣に取り組まれていることを、寄付者の皆様に伝えることが出来たのではないでしょうか。これからも、全国で日々それぞれの「STORY」が展開されていきます。そんな地域の課題解決のために、あなたの意思をふるさとチョイスを通じ、届けてみませんか?