エントリー
三重県 南伊勢町
ベストインベストメント賞
人口37人の集落「道行竈」の挑戦!日本酒プロジェクト
南伊勢町道行竈(みちゆくがま)はかつて平家の子孫が移り住んだ「竈方(かまがた)」とよばれる集落のひとつである。人口の流出、高齢化が進む中、日本酒造りをきっかけとして、地域の文化・農村景観などを次世代に継承していく。
道行竈は昔から豊富な水源を利用した米作りが盛んであったが、人口の流出・高齢化により耕作放棄地が増えている。「このままでは先祖代々受け継いできた水田や竈方の文化が失われてしまう」という地域の想いから、産官学が連携しプロジェクトが始動した。1年目には35aの耕作放棄地を復田し「純米大吟醸 道行竈」が1000本完成した。また、プロジェクトをきっかけに地域外の人や若者との交流が盛んになり、集落に変化がおきている。プロジェクトを応援したり、地域活性化のために前向きに行動しようとする気持ちが集落全体広がっている。2年目となる今年は、団体の法人化や栽培した米のブランド化などの取組に向けてふるさと納税を活用し、チーム一丸となり新たな挑戦を行っている。