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岩手県 花巻市
ベストインベストメント賞
障がいのある人とない人の線引きをなくす
現在、花巻市で行っているシティプロモーションは市民の目線を中心に市の魅力を発信しているが、それに加え、知的な障がいのある方の制作活動等を市の魅力として発信するために、ふるさと納税を活用し、JR駅をキャンバスとした作品展示を行った。
多様な市民が尊重し合うまちづくりを目指す時に、障がいのない方の目線だけでなく、障がいのある方の活動から見た市の魅力を発信し、花巻市が障がいのある方・ない方の線引きがなく、多様な市民が活動する市としてPRすることを考えた。そのためには、まず障がいのある方の活動を知ってもらう必要があると考え、市内にある障がいのある方の作品を展示する「るんびにぃ美術館」と連携し、JR駅をキャンバスとして作品展示を行うことを企画。コンセプトは「いつもの景色をアートで彩り、繋がる」。知的な障がいのあるアーティストが描くアート作品で、たくさんの人が行き交う駅を彩り、アーティストを知り、繋がるという意味を込めています。ふるさと納税を活用したこの企画は、隔離されたようにも映る福祉の世界をもっと身近に、もっと気軽に、もっと楽しめるように、生活の中にある無意識の壁を少しずつ紐解いていくための企画です。