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福井県 坂井市
小玉 悠太郎
チョイス自治体職員大賞
「寄付金を預かる」という担当者としての使命
部門大賞
当市では寄付市民参画制度に基づき、市民が寄付金の使い道を提案し、決定しています。全国に誇れるこの制度を好循環させるべくプロジェクトチームを発足し、数百万円であった事業規模を1億円規模に拡充させました。
平成28年度より担当しており、現在5年目になります。当市では平成20年度より、寄付市民参画制度に基づき、市民が寄付金の使い道を提案し、決定しています。平成28年度までは年間1~2件、50万~300万円程度の事業規模で市民提案が実現されていました。より多く、より大きく、より早く、市民提案事業を実現することを目的とし、庁内でプロジェクトチームを発足し、他市の事例などを学びながら、ふるさと納税事業の見直しを行いました。平成29年からは、お礼の品と寄付金の両方のPRに取り組み、現在では奨学金返還支援事業、防犯カメラ設置事業など年間10件以上、総額1億円規模の事業を実施することができるようになりました。ふるさと納税で大切なことはお礼の品の提供だけではありません。いただく寄付金をどのように活用するか、責任を持ってお預かりすることも担当者としての使命です。そして預かった寄付金は、市民へと還元していくのです。