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未来につながるまちづくり部門

ふるさと納税で共感を紡ぐ…人と想いをつなぐまち高島

滋賀県高島市

ふるさと納税で共感を紡ぐ…人と想いをつなぐまち高島

2020年、ふるさと納税の仕組みを使ったコロナ対策支援、「お米シェアプロジェクト」を開始。寄付者の返礼品(お米)の一部をおすそ分けいただき、フードバンクを通じて高島市内の生活困窮世帯等に届けました。
初めての緊急事態宣言で、「明日の食が不安」という人もいれば「買い物に行くのが怖い」など、様々な立場で「食への不安」が共通体験になったはず。こうした共通体験から、「誰か」を思う気持ちが引き出せないかと考えたのです。寄付者の方からいただいた「私の分のお米もぜひフードバンクに」という声が忘れられません。
2021年、コロナ対策支援として高島市出身で市外でひとり暮らしをする学生に特産品を詰め合わせた食料支援パック「たかしま学生エール便」をお届け。この事業を市だけですることもできましたが、ひとり暮らしの学生にとって「多くの大人が自分のことを気にかけてくれている」という思いが届けば、それもまた希望につながるんじゃないか。そこで事業費の一部をクラウドファンディングで集めることにしました。
多くの方が学生を励まし、自らの学生時代を振り返るメッセージを寄せてくれました。またエール便が届いた学生からも、地元の食に励まされた感激のメッセージが届きました。
「ふるさと納税」という制度はこれまでも変わってきました。またこれからも変わり続けていくでしょう。でも、寄付には「応援したい」という気持ちを引き出せる力があります。私たちは寄付が持つ、人と想いをつなぐチャレンジをこれからも続けていきます。

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