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生活に寄り添い、親しみやすい薬局を目指して

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秋田市では、地域課題解決に資する事業等を実施する起業家を支援するため、ガバメントクラウドファンディングを活用し、集まった寄付金を起業家へ補助する「クラウドファンディング型ふるさと納税活用事業」を実施しております。本事業の第１号案件として、合同会社ＹＹＹ様が実施する「空き店舗を活用した、カフェ併設薬局の開業」プロジェクトを支援いたしました。
薬剤師として勤務する中で、「仕事や育児、家庭のことなどで忙しさに追われている方々を多く見てきました。そういった方々がほっとできる場所を作りたい」という思いが強くなった、代表の天雲菜津子さん。一息つける場所、ランチ時にお薬を受け取れる場所といった、薬局は「お薬をもらう場所」という従来の枠組みにとらわれない、利便性を持ち、気軽に訪れることができる薬局の開業を決意し、プロジェクトは始動しました。
秋田市はもちろん、秋田県内でも初の試みということもあり、保健所をはじめとする所管官庁へ奔走する日々が続きましたが、令和２年１１月にカフェ部門「喫茶コ」を先行オープン、令和３年１月に薬局部門「ヨルモカ薬局」を開業することができました。開業後は、夜８時まで営業していることから、仕事帰りの方が来店されるほか、固定客も確保でき、処方箋を事前にＦＡＸやＬＩＮＥ等で送信し、お薬は後から受け取る予約方式が好評とのこと。
病気になってから利用する薬局ではなく、日常的に利用できる、地域に密着した薬局を目指すべく、天雲さんの挑戦は続いていきます。