AWARD 2021

エントリー

チョイス自治体職員部門

黒子のシゴト~苦しむ事業者へ「きふと、」を通じて光を当てる~

山形県上山市

黒子のシゴト~苦しむ事業者へ「きふと、」を通じて光を当てる~

担当として心掛けているのは、黒子に徹するということです。今回、大きく報道されない生産者の状況を多くの方に知ってもらいたいとの思いで、令和3年4月に山形県内で発生した凍霜害によって甚大な被害を受けた市内生産者への支援寄付を創設しました。
被害が大きくなるとの報告を受け、ふるさとチョイスへ相談したことがきっかけで、2019年に千葉県南房総市が実施した取組をご紹介いただきました。そこから準備を進め、ふるさとチョイスのプロジェクトである「きふと、」を活用し、「災害復旧支援型」として7月28日より寄付の受付を開始しました。
すべての生産者が、雪が降りしきる寒い冬の間も、一粒でも多くの実がなるよう妥協のない作業を続けてきました。しかし、その努力をふいにするように、さくらんぼの実がならず、ほとんどの量を収穫することが叶わなかったのです。生産者が受けた、精神的、経済的ダメージは計り知れません。
こうした事態に対して、生産者の立場に立つと同時に、どうすれば光が当てられるのかを考えるのが自治体職員としての務めであると思っています。今回の取組が後押しとなり、来年もう一度自慢のおいしいさくらんぼを収穫してお届けできるよう生産者の励みとなることを願っています。
今回の取組が本当の意味での寄付文化の発展につながることを期待しつつ、「ふるさと納税に携わってよかった。」「ふるさと納税制度があってよかった。」っと、事業者や市民の皆様から思ってもらえるよう、これからも黒子の立場で後方支援に全力で取り組んでいきます。

エントリー一覧に戻る