AWARD 2021

エントリー

チョイスルーキー部門

群馬県大泉町のふるさと納税を茨城県境町の職員が発案?

茨城県境町

群馬県大泉町のふるさと納税を茨城県境町の職員が発案?

1自治体で寄付を獲得するのではなく、ノウハウを展開して分かちあう時代へ
2020年4月に境町に新規採用された私の配属先は群馬県大泉町。私は入庁前約3年間臨時職員としてふるさと納税業務に従事していました。この経験を買われ、新規採用職員でありながらも大泉町への出向の話が舞い込み、ふるさと納税の発展のため人事交流の一環として、大泉町へ出向することとなりました。返礼品開発や事業者への営業業務は未経験でしたが、事業者数を増やすために、まだ出品していない約10事業者にアプローチしました。コロナ禍ということもあり、多くの事業者からは後ろ向きな反応しかみられず、思うような成果が出ない不甲斐ない日々が続きました。それでも粘り強く何度も事業者に連絡を取りつづけ、徐々に事業者から協力を得られるようになりました。カサブランカというブラジルレストランは、交渉して追加できた事業者の1つです。大泉町は人口の約2割が外国人という多文化共生の街です。大泉町ならではの返礼品を作りたいという想いで、町観光協会と連携して交渉をしました。その結果、1年間で6事業者、20超の返礼品を追加できました。
私が大泉町に行く前の寄付金額は27万円。2020年度の寄付は約185倍の5000万円超となりました。地域間を越えた協力支援に貢献できたかと思います。出向期間が終わり、境町に戻って配属されたのは都市計画課。今は与えられた業務に邁進していますが、またふるさと納税担当に戻って、多国籍の返礼品など、大泉町での経験を生かした返礼品開発などをやってみたいです。

エントリー一覧に戻る