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何百年も受け継がれる伝統・思いと日本一面白い村への挑戦

宮崎県椎葉村

何百年も受け継がれる伝統・思いと日本一面白い村への挑戦

日本三大秘境の1つ、椎葉村。面積の約96%が山林が占める自然豊かな山間地で、日本で唯一行われている伝統的な焼畑や、神楽などの独自の文化が受け継がれており、世界農業遺産にも登録されました。そんな厳しい山間地域だからこそ生まれた椎葉の伝統的な食の1つ「ねむらせ豆腐」は、何百年も受け継がれる椎葉ならではのスローフードです。しかし昨年、従業員の高齢化、建物の老朽化、後継者も見つからないことから、商品の存続が危ぶまれていました。
人口2500人弱、ほぼ半数が高齢者という地域ではなかなか後継者は見つかりません。
もう諦めようと事業をたたむことを決意した直後、「椎葉の宝を無くしたくない」という熱い想いを持った地元の若者、鈴木宏明さんが後継者として手を挙げ、無事に2020年5月に事業が引き継がれました。
今回の事業継承は、商品を引き継いだだけでなく、眠らせ豆腐を通じて出会ったファンの皆様との繋がり、受け継がれる技術や伝統といった椎葉村にとって大切な価値を未来に繋ぐ物語が詰まっています。
ねむらせ豆腐を引き継いだ鈴木さんは、「田舎でも面白いことをすれば面白い村になって、面白い人が集まってくる。自分が先陣を切って椎葉村を日本一面白い村にすることで地元に残る選択をする若者を増やしたい」という熱い思いを持っています。
ふるさと納税を通じて、椎葉の魅力をもっともっと発信して、より多くの人に知ってもらい、ねむらせ豆腐の樽のオーナー制度や、体験ツアー、広域連携の返礼品開発を通して文化交流のキッカケを作り、地域全体を盛り上げていきたいと思います。

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