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未来につながるまちづくり部門
京都府宇治田原町
年長児の逆上がり成功率100%! やればできる自信付け1年生へ
職員
勝谷 聡一
宇治田原町は少子化が進み、子どもは1学年60人ほどの小さなまちです。ですが、子ども1人に手厚く関わることができる強みとも捉えています。さらにまちの姿や未来を大きく変えられるのは、子ども達への投資に他ならないと考え、ふるさと納税の使い道は「未来を担う子ども達のための施策」に限定しています。
この一つとして昨年、小さなまちだからこそできる飛び抜けた保育・教育の発想のもと、町立保育所でサーキット運動の器具を導入しました。
昨年11月からサーキット運動を開始。わずか5か月で、小学1年生で成功率2割の逆上がりを、年長児45人全員がマスター。1年前には1人しかできなかったのに連続逆上がりも半数の子ができるほどに成長しました。園児は毎朝10分、雲梯や鉄棒、平均台を様々な動きと遊びを組み合わせて楽しみながら周回。やる気アップの声掛けなど子どもに応じた愛情溢れる保育士のサポートを受けて、どんどん自らが挑戦していった結果です。担任の先生は「様々な場面で子どもたちが前向きに取り組むようになった。自信が自発的に挑戦する意欲的な心を育んでいる」と話します。園児が話す成長の報告を喜ぶ保護者だけでなく、取組成果のニュースを見た教育関係者や住民から共感と期待の声が多く寄せられています。
これらをきっかけに今年、対象・分野を広げた子どもの夢を応援する様々な取組「未来挑戦隊チャレンジャー育成プロジェクト」が始まるとともに新たな連携が生まれ、社会・学校教育における子どもの可能性を広げる新たな取組の動きが生まれています。