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未来につながるまちづくり部門
岐阜県飛騨市
「地域を超えた支えあい」で飛騨市の子どもたちのハッピーに
職員
上田 昌子
全国に先駆けた人口減少先進地である飛騨市は、人口減少に伴う課題が深刻化しています。そんな状況下でも「みんなが楽しく心豊かに暮らせるまち」を目指し、地域活力や地域の宝物を維持するために「地域外の人との交流」をポイントに取り組み、ふるさと納税もその1つとして捉えています。
飛騨市では、ふるさと納税の寄附者様への感謝とつながりを大切にしようと2020年に「飛騨市は日本一ふるさと納税をしてよかったと思える自治体を目指す」ことを宣言しました。寄附者の想いと市民の声を取り入れた血の通った事業に使うことや寄附の使い道を明確に報告する旨をお約束しています。
ふるさと納税を活用して実施している「ありがとう給食の日」では、ふるさと納税を財源として、飛騨市産の食材、季節の果物等を週に一度学校給食のスペシャルメニューとして提供しています。子どもたちに食の楽しさ、地域への誇りを感じてもらうことに加え、学校給食が学校に行く楽しみになっています。
さらに、ふるさと納税でのつながりを一過性のものではなく、継続的に飛騨市に心を寄せていただけるように「飛騨市ファンクラブ」の入会を促しています。飛騨市ファンクラブの入会により、実際に飛騨市まで足を運んで農業のお手伝いや景観保全活動への参画など、地域課題の解決に一緒に取り組む仲間になっています。地域を超えた支えあいが、人口減少によって生じる地域課題解決と地域の営みや魅力の維持、飛騨市民や子どもたちの元気や笑顔につながっています。