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国宝級の技が光る!江戸時代から続く鍛冶屋「吉光」

長崎県島原市

国宝級の技が光る!江戸時代から続く鍛冶屋「吉光」

長崎県の南東部島原半島の東端にある、水と緑に恵まれた温暖な気候の島原市。
農業や漁業が盛んな島原で、昔から農具や船の道具を作る一軒の鍛冶屋がありました。その名は『鍛冶屋 吉光』。吉光は江戸時代から鍛冶屋を営む老舗で、全国的にも珍しい日本古来の『たたら製鉄法』で生み出される「玉鋼」で包丁を製造しています。
『たたら製鉄法』とは雲仙普賢岳の噴火などで有明海に流れ出た砂鉄を採取し高温で溶かして作る製鉄法。釜で溶かし、炭や藁を使い独特の製法で作られる希少な「玉鋼」は日本刀にも用いられています。
また、吉光の包丁は全て手作業で丹念に作り上げられており、国宝級レベルと称される技を駆使し、日本刀同様の鋭い切れ味と粘り強くしなやかな刃先を兼ね備え、国内のみならず、スイスやカナダなど海外でも高い評価を受けています。
以前は島原にも多数あった鍛冶屋も、現在では後継者不足や機械化による大量生産の影響により少なくなりましたが、商品を心待ちにされている全国のお客様のため、また代々受け継いできた伝統製法をこれから先も守っていくため、吉光では今日も作業場で汗を流しています。
この度のふるさとチョイスアワード2021で島原の地で生まれ育った伝統の技を全国の方々に知っていただき、じっくりと時間をかけて1本ずつ仕上げた最高の逸品を是非使っていただければと思います。

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