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未来につながるまちづくり部門

本当の意味で持続可能な島へ。小さな島の大きな挑戦

島根県海士町

本当の意味で持続可能な島へ。小さな島の大きな挑戦

松田 昌大

海士町(あまちょう)は、島根半島沖に浮かぶ人口2200人の小さな島です。人口減少、少子高齢化など地方課題が山積する中、島の持続可能な未来を実現するため、島の未来を支える産業を支援・育成する「未来共創基金」を設立しました。
海士町は、高齢化や後継者不足による事業所の廃業が後を絶ちません。結果として、島の産業は崩壊の危機にあり、このままでは島の持続可能性が失われかねません。そして、その原因は、次の世代に事業継承ができていないこと、時代の変化にあわせた新しい事業を生み出せていないことにあります。
島の未来のために、産業を活性化し、「人づくり」と「仕事づくり」の相乗効果を高め、好循環をつくることが島の大きな課題であり好機でもあります。島の未来をつくる熱量に投資し新たな挑戦を支援することで、魅力・活力ある仕事や役割が創出され、人材が島に還流し続ける。このビジョンの実現に、島民や海士町を応援してくださる方々と共に挑むため、これを資金・経営面から支えるために、ふるさと納税を原資とした基金、「未来共創基金」を設立致しました。
現在、未来共創基金に共感し、挑戦し始める島内事業者さんが出てきております。衰退していたナマコ漁の復活、渡船業の復活など、未来に向けて基金に手を挙げる事業者も出てきており、着実に島の産業が歩み始めています。

大賞受賞インタビュー動画

審査員のコメント

加藤 年紀

株式会社ホルグ
代表取締役

加藤 年紀

ふるさと納税を単純に「集めればいい」というところから脱却しているのが素晴らしいと思いました。海士町の未来につながる事業を申請し、役場から金銭的な支援をするだけでは難しくなるので、効果的なスキームを考え抜いて構築している点が良かったです。

メッセージ動画

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