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ふるさと納税で新規就農者を支援

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南房総市では、新規に就農した方の経営が軌道に乗るための支援をしています。この取り組みにより、南房総市に移住して農業を始める方も増えおり、新規就農者に対する補助施策を行っている部署と協力し農家を支援しようと、ふるさと納税の事業者として登録を勧めています。
移住して農業を始めた方たち大半は、道の駅での直売、地元スーパーや農協への卸売りが主な販路となっていました。令和元年台風１５号やコロナ禍で道の駅への集客は激減し販路が縮小されていくことで、農業経営が厳しい状況となっていました。
ご夫婦で移住した方の奥様はパートに出たり、移住する際に描いていた「南房総市での暮らし」とは離れた生活となっていました。ふるさと納税の生産者として登録したことで、これまで道の駅や農協などに野菜などを直接持ち込む形態から、個別発送のノウハウを得ることができました。
個別発送のノウハウを活かしポケットマルシェなどの産直サイトへ登録する農家や、空き倉庫を活用し自ら直売所運営を行う農家が出てきました。今、農家の方たちは移住前に考えていた「南房総市での暮らし」ができているようです。