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未来につながるまちづくり部門
愛知県日進市
こどもたちに本を!コロナ禍だからこそ素敵な本に出会う機会へ
職員
桃原 勇二
子どもたちのために、保育園、放課後児童クラブ・子ども教室、小中学校、図書館の本を充実させることを目的としたクラウドファンディング(以下、CF)を実施しました。寄附金により約2,100冊の子どもの本を購入しました。
コロナによる休業要請期間中において、保育園や放課後児童クラブ・子ども教室が、子どもを持つ医療従事者らを陰で支え続けてきたことはあまりクローズアップされていません。昨年4月緊急事態宣言による臨時休校期間中でも、子どもを受け入れ活動をつづけている放課後児童クラブの様子を知った個人の方から、「こんな時だから、せめて楽しい本を子ども達に読んでほしい」と定額給付金全額(10万円)分の書籍寄附をいただきました。市として、この取り組みを子ども達の過ごす公共施設に展開したいと考えました。
多くの寄附者から応援コメントが寄せられましたが、最後は「自分の思いを汲んでいただき、このCFを立ち上げた日進市の行政の皆様と大勢の寄付された方に感謝します。」と、きっかけとなった方からのコメントでCF期間を終了しました。
保育園では、寄附金で購入した書籍をサンタクロースからのプレゼントとしてクリスマス会で披露しました。学校では、図書室の一角にCFコーナーを設けて自分たちの学校活動が全国の方の寄附で支えられていることを知る機会となりました。図書館では、多言語の絵本購入を新たな利用者増加が図られています。
こうした様子は、新聞各紙で報じられ「ふるさと納税」が地域を応援する寄附制度であることをPRする機会となりました。