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未来につながるまちづくり部門
山形県三川町
立ち話から始まった新たな取り組み
職員
今野 徹
寄付した人が、自身で返礼品を受け取るのではなく、新型コロナウイルスによる休校の影響を受け、困っている子育て家庭への支援を、「思いやり型返礼品 きふと、」の仕組みを利用して「子育て支援プロジェクト」に取り組みました。
新型コロナウイルス感染症が地方でも蔓延し始めていたころ、ふるさと納税の現状の説明と、今後の米価の状況を教えてもらうべく、日本農業法人会副会長でもある㈱まいすたぁ代表取締役の齋藤一志氏に話を聞きにいきました。農業も含めた多くの産業に厳しい状況が続く中、学校も休みになっているため、タブついている農産物もあることから、「これまで、ふるさと納税で全国各地の方々に当社のお米をお選びいただいた。その恩返しとして、困っている子育て家庭への支援として、返礼品で人気の「パックライス」を送ろうという提案がありました。
その一言がきっかけで、「思いやり型返礼品 きふと、」の仕組みを利用し、寄付者が自分に送られてくる返礼品を受け取らず、困っている子育て家庭への支援として、返礼品を送る新しい寄付の形ができると考えました。ふるさと納税が誰かのための支援になる素敵な制度であってほしいという願いもあります。
ふるさと納税は初めてです。節税+返礼品目的という思いはもちろんあった(ある)のですが、サイトなどで検索したところ、返礼品の多さに辟易したと申しましょうか、あまりにも返礼品ありきでふるさと支援の趣旨はどこへやら、という思いを持ちました。そのような中、貴自治体のこどもさんの支援プロジェクトに目が留まりました。コロナ禍で苦しんでいるのは全国どこも一緒だと思われますが、未来を担うお子さんの支援という趣旨に大いに共感・賛同した次第であります。