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チョイス自治体職員部門
神奈川県松田町
ＰＲ×SDGｓで地域を元気に！地酒ふぇいすますくの挑戦
職員
米山 愛莉
町役場に入庁し、観光経済課に配属されて４年。私は、地域のお祭りの企画や特産品のＰＲに取り組んできました。
業務を通じて、松田町のまだ活用しきれていない魅力的な資源に数多く出会ってきました。また、生産者の高齢化等、地域の事業者の皆さんが抱える様々な課題に直面してきました。そんな中広まったコロナ禍は、観光・飲食施設はもちろん、酒蔵さんやミカン農家さんに大きな打撃を与えました。
そんなコロナ禍への対応を手探りで検討していた頃、町の老舗酒蔵である中沢酒造さんから、「酒粕を町のＰＲに役立てられないか」とのお話をいただきました。以前から酒粕が余ってしまうお話はありましたが、改めてこのお話をいただき、「地域の資源をうまく使って町を元気にできないか」と酒粕を活用した「地酒ふぇいすますく」の開発を企画しました。
企画にあたっては、発注のロット数が大きな壁となりました。そこで、初めての試みではありましたが、町が代表して発注し、地域の各店舗は小ロットでも仕入れができる仕組みにしました。そうすることで、小さなお店でも商品の取り扱いができるようになりました。また、パッケージには町自慢のロウバイ園や河津桜の写真も使用しています。
ふるさと納税を通じてこの商品を手に取っていただき、全国の方に町の魅力をお伝えできればと思います。町全体が元気になるよう、今後も地域の皆さんと手を取り合って一つずつ課題を解決していきたいです。
協力いただいた酒蔵だけでなく、地域のいろいろなお店が町のPRになるなら、と販売に協力してくれています。