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未来につながるまちづくり部門

”総社デニムマスク”障がい者が主役となったプロジェクトの軌跡

岡山県総社市

”総社デニムマスク”障がい者が主役となったプロジェクトの軌跡

新型コロナウイルスの感染が拡大し、市場にマスクが流通しなくなった昨年を覚えていますか。「障がい者千人雇用」を掲げ、障がいのある方々の雇用と社会参加を最重要施策として取り組んできた総社市で、障がい者就労事業所が自ら考え、「マスクが無いのなら作ってしまおう!」と立ち上がりました。
彼らの想いを紡いだ「総社デニムマスク」。全国各地から注文が殺到し、ふるさと納税の返礼品としても取り扱い、現在29万枚を超えるヒット商品となりました。障がい者福祉に対する購入者の思いとマスクがなく、不安な日々を過ごしていた方々に対する障がい者の思いがつながり、絆が生まれました。ふるさと納税の使い道として多くのご寄附をいただき、総社市の障がい者福祉が全国から応援されていることを実感しています。
総社市の広報紙では、障がいのある方がいきいきと笑顔で働く姿がたびたび表紙を飾っています。彼らは総社市の主役であり、これからのさらなる活躍に市民の皆さまが注目し、期待しています。
その期待に応えるべく、これからはデニムマスクに続く新たな商品開発や企画提案、事業の実施を試行錯誤しながら行っていきます。ふるさと納税を通じた皆さまのお気持ちを大切に受け取り、その成果をしっかりとお伝えできるようチャレンジしていきます。
障がいのある方への理解を広め、誰もがいつまでも暮らしやすいまちづくりを総社市から全国に発信していきます。

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