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チョイス自治体職員部門

市民と共創の「ふるさと納税」をめざして

北海道芦別市

市民と共創の「ふるさと納税」をめざして

本市のふるさと納税については、寄附総額の9割以上を占めていた高額返礼品が取り扱えなくなったことから、自主財源の確保のため、令和2年10月1日に「行革・ふるさと納税推進課」が創設されました。
私達は、「ふるさと納税」を、自主財源の確保ではなく、今ある地域資源を磨き上げ、付加価値を付けていくことで「まちの価値」を高めていく地方創生の起爆剤として捉え、市外に住む寄附者からの寄附金(外貨)をいただき域内で循環させるようなまちづくりを、そして行政や事業者だけでなく、市民や各関係団体と共創による「オール芦別」で取り組みたいとの想いから、次のことを念頭において業務を進めてきました。
ふるさと納税は、単なる寄附集めではなく「関係人口づくり」であり、いかに本市に想いを持っていただけるかが大切です。フォローアップを大事にし、寄附者からの返礼品への感想や意見等、外からの目線で想いをいただくことが大切です。
寄附行為による返礼品の発送から始まる「縁」をつないで、寄附者に本市のリピーター、応援団になっていただき、本市に来ていただけるような取り組みを、また地域の人や物、知恵やアイデア等をリンクさせて、点から線に、そして面になるような「ふるさと納税戦略」を対外的にも、域内においても取り組むこととします。
担当者が生産者や事業者のもとへ足を運び、撮影した返礼品の写真更新、地域の風景や返礼品を掲載したPR誌の発行や配信、生産者との意見交換から始まったコロナ支援や新たな返礼品の開発、担当者がデザインしたキャラクターを活用したPR等、V字回復に向けて様々な取り組みを進めています。

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