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チョイス自治体職員部門

チーム尾鷲で取り組むふるさと納税の先を見据えた関係人口づくり

三重県尾鷲市

チーム尾鷲で取り組むふるさと納税の先を見据えた関係人口づくり

尾鷲市では2008年からふるさと納税に取り組み、少しずつですが沢山の方々に寄付をいただいてきました。尾鷲市は財政的になかなか厳しい小さな街。いただいた寄付がどれだけありがたいか、寄付者の方々に感謝の気持ちでいっぱいのなか、どの自治体職員も抱える様々な兼務や少人数での業務に追われ、感謝の想いをきちんと伝えられていないことがずっと課題でした。
そこで、元地域おこし協力隊のデザイナーとともに返礼品の特徴や事業者の想いを分かりやすく伝えていくための写真やページ作りの改修、使いやすいサイズや包装形態なども事業者と一緒に検討して返礼品開発に取り組みました。また新たな地域おこし協力隊には、お礼状やSNS、イベントなど様々な方法で、自治体職員と一体となって感謝の想いを伝えることや寄付者さんとの関係づくりの促進に取り組んでもらっています。
さらに、その関係が広がりや深さを持てるよう、元地域おこし協力隊が立ち上げたNPOの「地域との関わり創出事業」に市の予算を取り付け、ふるさと納税から広がる関係人口創出という課題にも取り組んでいます。
市長をはじめ尾鷲市で生まれ育った職員や事業者と、新たな視点を持った協力隊やそのOBが一緒になって取り組むことで、どちらにとってもプラスの方向に進んでいます。ふるさと納税をステップアップに、これからも寄付者の方々への感謝の気持ちを丁寧に伝え、形にしていける仕組みを尾鷲一体となって進めていきたいです。

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