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未来につながるまちづくり部門
埼玉県深谷市
寄附を基金化し、農業版のシリコンバレーの実現を目指す！
職員
福嶋 隆宏
深谷市は、2019年度に「産業価値創出基金」を設置し、寄附者の皆さまから本市産業のブランディング「儲かる農業都市ふかやの実現」の使い道を選んでいただいた寄附を、基金に積み立て、毎年事業に投資する仕組みを確立しました。これにより、これまで自治体として取り組むことが難しかった、非常に難易度の高い複数のプロジェクトに挑戦する環境が整いました。
それらプロジェクトのうち「DEEP VALLEY アグリテック集積戦略」は、全国でも20位前後で推移する農業産出額を誇る、本市の農業現場の課題を解決し、生産性を高めることに貢献する企業を全国から本市に集積する取組です。わかりやすく言うと、農業版のシリコンバレーを本市において実現します。そして、これからの時代を見据えた近郊農業のモデルづくりを行い、日本の農業のイノベーションと発展に貢献します。
最優秀賞を受賞した企業には、本市が出資賞金を渡すアグリテックアワードの開催も今年で3回目を迎えました。毎年、約20から30のこれからの日本の農業を牽引するアグリテック企業が参加してくれています。今年から国のスマート農業実証プロジェクトが、受賞企業を中心としたコンソーシアムにより市内でスタートしました。また、２年間に渡る戦略の実行で、市内に活動拠点を設ける企業が３社、そして、本社機能を本市に集約し、代表を含む社員が移住をする企業も出てきました。
これからも、ふるさと納税の財源を有効に活用し、アグリテック集積都市DEEP VALLEYを実現する取組を加速します！
審査員のコメント
株式会社ホルグ
加藤 年紀代表取締役
独自のユニークな施策を持続可能なスキームに落とし込み、沢山の企業と接点を持ちながら実行できていることが素晴らしいと思います。