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チョイス自治体職員部門
佐賀県太良町
今日も事業者の元へ駆けつけます!
職員
織田 渉良
ふるさと納税の担当となり初めに感じたことは、「この制度はまちを変えられる」という強い確信でした。
まずは現状を知るため、事業者の元へ足を運びました。直接話す中で見えてきたことは、事業者それぞれに不安を抱えながら業務にあたっているということでした。その不安を少しでも和らげることができたらと思い、パソコンの使い方が分からない高齢の事業者へ、直接教えに行きました。販売のノウハウが無いため返礼品の出し方が分からない事業者と、梱包の仕方やホームページの見せ方を一緒に考えたりもしました。
今では、全員がふるさと納税の出荷管理システムを使いこなし、積極的にホームページの改善案を提案してくれます。ふるさと納税をきっかけに事業者の意識が変わり、太良町全体が活気づいたことを実感しています。
高齢の事業者の中には、自分の年齢や採算が取れない厳しい現状を受け、農業をやめようと考えていた人もいました。しかし、寄付者様から温かい手紙や電話をいただいたことで、「太良町の生産者として誇りをもって今でも頑張ることができ、生きがいになった」と話してくれました。毎年旅行にも行けるようになったそうです。
事業者の元へ直接足を運ぶことで、乗り越えるべき課題が見えてきます。それを共に乗り切ることで、地域の活性化に繋がっていると確信しています。すべての原点は「ひと」にあると信じ、無限の可能性を引き出すため、これからも事業者の元へ足を運びます。