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チョイスルーキー部門
福井県坂井市
「寄附者と地域がともに積み上げるまちの未来の形」
職員
髙嶋 貴世衣
福井県坂井市には、現存12天守のひとつ「丸岡城」があります。全国のお城ファンと地域の方を繋ぎ、丸岡城の魅力を内と外の視点より磨き上げることを目的として、自動継続寄附サービスを活用した関係人口創出事業「百口城主」を令和元年度からスタートしました。
私はふるさと納税担当になる前からこの事業に当初から携わっており、全国の寄附者との意見交換などを通じ、地域の方が新たな魅力に気づかされたり、また地元ならではの情報に寄附者が驚いたり。お互いが刺激し合いながらの好循環が生まれています。地域の方と寄附者がともに成長し、心を豊かにし合う様を肌で感じ、私自身もこの事業に愛着を感じています。
さらには、百口城主には地元の高校生も参加しており、当時高校1年生だった生徒は現在では3年生となり、今後卒業しても「百口城主」「坂井市の未来」に携わっていきたい、と力強く語ってくれました。また、そう思わせてくれたのは市役所の方のおかげです、との言葉ももらえたことに地域の未来を自分の手で積み上げていることを実感し、胸が熱くなりました。
単に寄附をいただくだけでなく、私たちはその先、坂井市と繋がっていたいと思っていただけるような関係性を全国の方々と築いていきます。そして将来にわたり坂井市を愛する人が増えるよう、丸岡城の天守を支える強い石垣を積み上げるように、今後も一つ一つの事業を多くの皆様とともに取り組んでいきます。