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チョイスルーキー部門
群馬県玉村町
自治体、返礼品の魅力を伝えるには?
職員
久保田 祐将
私がふるさと納税担当になり3カ月、感じたことは寄附者が寄附というよりは返礼品を商品として購入するという感覚を強く持っていることです。
これでは、本来の故郷や自治体を応援したいという制度から逸脱してしまいます。しかしながら、寄附者の立場からすれば「〇〇をもらえるから、〇〇に寄附しよう」と考えてしまいます。その自治体の魅力や返礼品の特徴まで知ってくれる寄附者は一部であり、担当になるまでは私もその一人でした。
そこでポータルサイト等で返礼品を見て、当町へ寄附の検討している段階で、当町の魅力や返礼品の特徴を伝えたいと考えています。そのために、「動画コンテンツ」を活用します。寄附者は文章や画像を見るよりも、動画を視聴した方がストレスなく、より多くの情報を短時間で取得できます。さらに、当町の返礼品がどのような場所でどのような人に作られ、どのような物語があるのかを知ってもらうことができます。
例えば、農家へ取材をし、返礼品の生産過程や収穫の様子、生産者の方に出演してもらうことで「どんな事業者がどんな思いを込めて製造したのか」を伝えることができます。また、動画制作は業者委託せず、自らカメラを持って取材し、撮影・編集することで、私自身の能力向上にも繋がります。
動画配信プラットフォームが充実している現代だからこそ、誰でも気軽に動画視聴ができ、そして「この町をもっと知りたい」「この町を応援してみよう」「この町に寄附してよかった」と思われるように努めていきたいです。