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チョイス事業者部門
山口県長門市
無農薬ハーブ栽培を一から始めた日本初の人物作り事業
株式会社Neo Blue Distillery
西村 一彦
人口33000人の過疎化が進む山口県北西部長門市の耕作放棄地を再生する為に、ハーブを入植し、そのハーブを使った製品を作る為に、日本人で始めてオランダの蒸留大学を卒業し、お酒GINの製造に取り組みました。山口県北部の土壌は、鉄分を含む火山性土壌と石灰岩を含む隆起土壌が混在した稀な性質を持つ為、そこに適正がある西洋ハーブを地元に住む中学生の同級生と共に独自の入植方法を見つけ栽培を始めました。酒造経験がないので日本で普通に行われる経験を要する手法ではなく、少ない情報を頼りに海外で研修を積み、日本で数少ない酒造経験がない酒造免許所得者になりました。地元の人の自信の源になる為に、高級品となる試行錯誤を繰り返し、ナノプラスチックの海洋汚染を配慮し、海の町長門を意識したパッケージに拘りました。ハーブ畑は地元のアイスクリーム屋さんを中心に景観を生かした観光地と変化しています。GIN作りを通して、長門市の若い人が自立した企画への挑戦を志す手本となり、また海や山や川にある命、生態系との人の共生が可能で且つ経済行為が成り立つ未来の生活様式への発見になればと思っています。弊社製造の「GIN青舞(オーブ)」は、生産一年目で世界的なコンペティションで評価をいただき、長門市の若者の自信に繋がっています。山口県名産の河豚を使ったお店での提供が始まり、新しい文化の生成の一助になればと思っています。
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