エントリー
ノミネート
チョイスルーキー部門（担当1年目職員）
北海道沼田町
旅先ふるさと納税でレジャー施設の利用促進へ
自治体職員
押切 勇哉
コロナ渦により、町内にあるゴルフ場や温泉施設は大打撃を受けました。今年もコロナ渦ではありますが、経済活動も徐々に戻りつつある中で、何かそういった方々へ手助けができないかと考え、ふるさと納税を通じて貢献できないかと思うようになりました。
そこで、「旅先ふるさと納税」を企画し実施しました。具体的には、町内のゴルフ場や温泉施設に訪れた方がその現地でふるさと納税をすると、ゴルフ利用券や館内共通利用券を返礼品としてその場でお渡しし、寄附者様に利用していただくといった事業です。
この事業の目的は、ふるさと納税の寄付額を上げるといったことではありません。ふるさと納税が可能といったオプションを加えることで少しでも施設利用者の呼び水になることを目的としています。ゴルフ愛好者や温泉愛好者にはコミュニティがあり、この事業を続けることによって認知度が広まり利用者がいずれ増えてくることを期待しています。
また、上記とは別に物販イベントなどのPR先でキャッシュレス決済によるふるさと納税ができるように企画しました。現在公共料金はクレジットカードで支払いはできていない状況ではありますが、ふるさと納税で先駆けてキャッシュレス決済を実現しました。
私は以前、町の基幹産業である農業の部署や観光の部署に在籍していました。そのため今後はふるさと納税という制度を通し、部署間の連携を行う架け橋となり、町全体で持続可能な地域づくりを目指していきたいです。
審査員のコメント
株式会社トレジャーフット
辻 麻梨菜取締役
兼 はたふり事業執行役員
ふるさと納税の寄付額アップだけを目的とせず、地域内施設の利用促進・キャッシュレス対応など、ふるさと納税以外で接点を持った人に対してのアプローチが非常に上手だと思いました。