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未来につながるまちづくり部門
兵庫県西脇市
ふるさと納税でSDGs推進!次世代につながる地域社会を!
自治体職員
藤本 渉太
西脇市は、令和3年に全国の中核市未満の自治体として初めてSDGs未来都市に選ばれるなどSDGs推進への取組を行っています。
西脇市のふるさと納税の返礼品としても人気の「黒田庄和牛」は、約9割が神戸ビーフに認定されるなど肉質の良さが特徴です。
黒田庄和牛の肥育時に発生する堆肥は、酒米「山田錦」の肥料として活用しています。
さらにこの山田錦の稲わらは、黒田庄和牛の飼料となり、黒田庄和牛の肥育に役立てています。
なお、山田錦は、酒米の王様とも呼ばれており、全国の人気の日本酒の原材料として有名です。
西脇市ではこのように地域のブランドとなる牛と酒米で循環型農業を進めており、自然に配慮した取り組みを行っています。
また、西脇市では市民の方に住み慣れた地域で健やかに幸せで暮らしていただけるように健幸都市「スマートウェルネスシティ」の実現を目指しています。
健幸アンバサダーと呼ばれる健幸都市の実現を推進する人材を育成するほか、健幸運動教室Ni-co(にこ)の開催や健幸ポイント制度を推進するなど健幸意識の底上げを図っています。
この他にも地場産業である播州織の競争力をより強化するため、若手デザイナーの支援・育成やデマンド型交通の運行、ALTによる英語教育の支援やタブレット端末を用いた学習による教育の充実など誰もが生涯にわたっていきいきと暮らし、輝ける地域社会を築き、次世代につないでいける事業を行っています。
これらの事業にはふるさと納税でいただいた寄附を活用しており、SDGsの理念を踏まえたまちづくりを推進しています。