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チョイス事業者部門
福島県大玉村
生産者があっての直売所、生産者が主役の直売所を目指します!
あだたらの里直売所
矢吹 吉信
あだたらの里直売所には、200を超える生産者が加盟しており、多くの農家の皆さんが朝早くに収穫した野菜を直売所の店頭に並べ販売しております。店内には生産者の顔写真が並び顔の見える直売所として生産者、販売者、消費者の交流が活発(三方よし)で、震災以降売り上げを伸ばしてきました。ただ、夏の期間は夏野菜が過剰気味になるため、安価に提供したり、廃棄したりする状況がありましたので、なんとか無駄にしないで多くの人に食べていただきたいそんな思いがありました。そんな折、東京のイベント会社と知り合い、JR東北新幹線の空きスペースを活用して野菜を運ぶという仕組みを活用し、大玉村で朝早くに採れた野菜を郡山駅から新幹線で東京駅に運び、その日のうちに東京駅構内で販売するマルシェを実施しました。平成30年から実施しているこの取組みは「もったいない野菜」マルシェとも位置付けており、過剰野菜や規格外野菜の販路開拓とともに生産者の収益向上に繋がる取組みであり、SDGsにも配慮したものとなっています。令和2年度からは新型コロナ禍の影響により、直売所スタッフによる現地販売が難しい状況となったため、販売は東京の現地スタッフに依頼し、あだたらの里直売所と東京駅をオンラインでつないで、東京の消費者と交流する新たな仕組み(オンライン交流マルシェ)を構築しました。毎年楽しみにしていただいている消費者がいらっしゃることから、何とか継続して実施したい。そんな想いから生まれた新発想でした。これからも、福島県産(大玉村産)の食の安全性や美味しさをたくさんの方に発信し、敷いては福島県(大玉村)に足を運んでいただきたいと考えております。
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