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郊外の団地商店街に新しい風を

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住民の高齢化や少子化・人口減少に伴い、シャッター化が進んでいた北本団地商店街の一角に、2021年6月「中庭」というスペースが出来ました。ガバメントクラウドファンディング（GCF）を活用して誕生した「中庭」は、ジャズ喫茶を中心としたレンタルスペースで、子供・若者から年配の方まで、また地域の方だけでなく遠方の方まで、色々な人が集まる交流の場となり、商店街や団地に新たな賑わいを生みだしています。
そして「中庭」が出来て約半年たった頃、集まってきた人の中から「自分もこの北本団地商店街に拠点を持って活動してみたい」という人が現れはじめました。今まで長く閉まっていたシャッターを開けてくれる担い手が集まり始めたのです。
この流れを止めず、さらに新しい風を吹かせ、人の繋がりと可能性を生みだし、北本団地商店街に賑わいを取り戻すために、地元まちづくり会社「暮らしの編集室」と団地に集まった3人のものづくり作家と一緒に、シェアアトリエ & ギャラリー【まちの工作室】 をつくるGCFに挑戦しました。
２０２２年５月、まちの工作室「てと」がオープン。３人の作家さんが開催するワークショップには団地内外から人が集まり、集まった方同士でのコミュニケーションも盛んです。
また、団地に住んでいる方からも「自分も手芸をやっていた」「洋服を作るのが好きで教室に通っていたが、高齢で通えなくなっていたので嬉しい」といった声も聞こえてきており、北本団地商店街に新たな賑わいや繋がりが生まれるきっかけとなっています。