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チョイスルーキー部門(担当1年目職員)
青森県南部町
「故郷ではないが、寄附したい想いは変わらない。」体に電流が走りました。
自治体職員
塚本 悠太
4月に今まで全く馴染みがなかったふるさと納税担当部署に配属となり、「ふるさと納税とは?」から勉強を始めました。手探りでセミナーに参加し、自分自身が初めてふるさと納税で寄附をしてみたり試行錯誤で勉強しました。一方で県内の町村では寄附金額が一番多い町ということもあり、数億円という多額な寄附金額へのプレッシャーに対する不安もありました。
少しずつ日常業務に慣れてきた6月、当町の人気返礼品の1つであるさくらんぼが大雨の被害で出荷できない事態が発生してしまいました。 100人近くの沢山の寄附者が楽しみにしていたので、非常に悔しく1人1人に謝罪をしました。その中で、寄附者の方から「故郷ではないですが、南部町に寄附したい想いは変わりません。代替品は何でもいいので、このまま寄附をさせてください。被災は大丈夫ですか?」と言っていただきました。 この時まで、私はふるさと納税に対して「地域の返礼品を受け取れて、貢献できるお得な制度」としか思っていなかったのですが、寄附者は単に返礼品が欲しいだけではなくコロナ禍で地域に訪れることが難しい中で、寄附を通して地域を応援できる素晴らしい制度だと気づき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。返礼品だけでなく、自分の大好きな町の魅力を伝えたい想いがますます強くなりました。 現在は、寄附者が町で体験できる返礼品がないので、フルーツ王国南部町を体験していただいたり、遠方の方も町に泊まり毎月22日の鍋の日文化を体験し、交流を深められる返礼品の開発を進めていきたいと考えております。
ふるさと納税をきっかけに沢山の方に町に訪れていただくことが私の目標です。