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ふるさと納税を通し、佐賀の伝統⼯芸を未来へつなぐプロジェクト

認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン

上野 絵梨奈

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伝統⼯芸産業はライフスタイルの変化などにより、全国的に市場の衰退が続いています。佐賀県にも有⽥焼や唐津焼など多くの伝統⼯芸品がありますが、売上減少や後継者不⾜などの問題が発⽣し、さらにコロナ禍により問題は深刻化しています。認定NPO法⼈ピースウィンズ・ジャパンは、佐賀の伝統⼯芸振興を⽬的とした【ピースクラフツSAGA】プロジェクトとして、伝統⼯芸が抱える課題解決のために以下のような活動を⾏っています。
・ふるさと納税返礼品は佐賀の伝統⼯芸品のみ
伝統⼯芸事業者の売上増への貢献、認知度の拡⼤に繋がります。
・国内外のデザイナーとの商品開発
伝統⼯芸事業者と国内外で活躍するデザイナーをマッチング、約1年かけ商品開発を⾏います。商品は返礼品としても掲載し、伝統とモダンデザインが融合した作品が好評です。
・伝統⼯芸事業者への助成
独⾃の助成制度を実施。窯の修復など、⾃治体等の助成では⾏き届かないNPOならではの細やかなサポートを⾏っています（公益財団法⼈佐賀未来創造基⾦との共同事業）。
他にも、昨年には佐賀の伝統⼯芸品のみを取り扱うオンラインショップをオープン、期間限定のポップアップショップも実施しています。来年は仏パリの国際⼯芸フェアに出展予定で、新規販路も積極的に開拓しています。⼀つ⼀つ⼿づくりの伝統⼯芸品。機械化が進む中で、⼿のかかった⼯芸品は⼈々の⼼をホッとさせてくれます。伝統⼯芸品をつくる事業者さんは、皆さんそれぞれ温かく、強い思いを持って製作されています。この思いが多くの⽅に届くように、佐賀の伝統⼯芸品の魅⼒を多くの⽅に知っていただけるように、⽀援活動に邁進してまいります︕

意気込み動画

審査員のコメント

株式会社トレジャーフット
取締役
兼 はたふり事業執行役員

辻 麻梨菜

伝統⼯芸が抱える課題に対して、事業者単体ではできない新しい視点を取り入れた商品開発や販路拡大など、次世代へ伝統を繋いでいく取り組みだと感じました。