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チョイス事業者部門
岩手県雫石町
雫石町に地酒を作りたい！！『雫石ひと雫の酒プロジェクト』
砂壁製米舎
砂壁 純也
『雫石ひと雫の酒プロジェクト』のきっかけは、雫石町に地酒が無い事でした。
雫石町は豊かな自然と、岩手山から流れ出る豊富な湧き水を活かした米作りが盛んです。また、スキー場や古くからの温泉街もあり、四季を通じて観光客で賑わいます。
「米どころとして有名なこの町で作る米で本格的な日本酒を造りたい」、「訪れる多くの観光客に美味しい日本酒を呑んで欲しい」そんな想いが膨らみました。
しかし、米どころとして有名な雫石町ですが、そのほとんどが「食用米」で、本格的な日本酒を醸すために必要な「酒造好適米」の栽培を行った人はいませんでした。ですが、雫石町には米どころとして他に誇る稲作技術があります。きっと、シッカリとした酒米を育てられると信じ、同級生を中心に声を掛け11名の仲間が集まりました。
栽培場所・醸造場所・販売方法…と、さまざまな課題が出ましたが、とにかく休日になると酒蔵や酒販店を回り、2019年からは『株式会社南部美人』に醸造をお願い出来るようになりました。
さらに、町の第三セクター『（株）しずくいし』も私たちの想いに賛同してくれ、日本酒の販売をしてくれる事になりました。
現在、2016年からスタートしたプロジェクトは6年目に突入し、2019年から2022年においては４年連続モンドセレクション金賞を受賞しています。
今後も、ふるさと納税を通じて遠方の方にも喜んでいただけるお酒を日々作り続けていきます。