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未来につながるまちづくり部門
京都府福知山市
明智光秀ゆかりのまちが大河後に描く、まちづくりへの挑戦心
自治体職員
吉良 恭蔵
京都府福知山市は、戦国武将・明智光秀が築いた城下町です。謀反人のイメージが強い光秀ですが、福知山では善政を敷いた良君と慕われています。
2020年、長年の誘致活動が実り、光秀を主人公とする大河ドラマがスタート。光秀が築いたと伝わる福知山城を核に、まちを挙げて大河イヤーに備えました。しかし、放送開始直後に新型コロナウイルス感染症が流行。緊急事態宣言が発令され、福知山城も休館を余儀なくされました。
二度とない勝負の年、「仕方ない」では終われない。「コロナ禍でもできることを」と動き続ける原動力になったのは、ふるさと納税でした。
福知山城ペア招待券と、SNSで話題になった「本能寺の変のお知らせハガキ」を特典とし、支援を呼びかけたふるさと納税型クラウドファンディング「急募!明智光秀×福知山サポーター」では、当初目標の357%、1千万以上もの寄附やエールをいただきました。コロナ禍であっても、ふるさと納税を通して多くの人とつながれた実感は、挑戦する勇気になりました。
その後も、寄附金を原資として、福知山城の活用アイデアを全国公募し、その実現を支援する「#福知山城チャレンジ」、市民から生まれる新しい挑戦や変化をまちの魅力として発信するポスター企画「福知山の変」など、“挑戦”をテーマにシビックプライド醸成に取り組んでいます。ふるさと納税から火がついたまちづくりへの挑戦心“光秀マインド”はますます燃え上がっています。
これからも、多くの方に“福知山ってなんかおもしろいな”とワクワクしていただけるよう、挑戦し続けます。