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未来につながるまちづくり部門
佐賀県みやき町
買い物弱者を助ける！移動販売を通じた地域コミュニティの創生
自治体職員
小原木 康弘
＜課題・目的＞
電車・バス等の公共交通機関が発達していない地域では、日常生活の移動手段が課題の1つと捉えております。また、買い物に行くことでさえ、困難という声も多く聞いており、最近流行の宅配・出前アプリなども町内は全てエリア外であります。そこで、みやき町では移動支援の一環として、買い物支援にスポットをあてた移動販売の実施を2022年7月11日より開始しました。
＜事業内容＞
主に地元の各生産者さんから商品を仕入れ、ジャンルも肉・魚・お菓子、花、加工品等多くのバリエーションを揃えています。現在、町内全世帯へ移動販売の案内を行い、毎週月～金曜日、1日当たり5カ所を訪れています。今後はニーズがある地域を調査・分析しつつ、販売場所や時間帯を確立して参ります。また、商品のラインナップに関しても、本当に必要な商品は何かを来訪者へのヒアリングしていき、改善を図っていきます。
＜今後の未来＞
移動販売は、単なる買い物弱者に対するサポートにとどまらず、利用者の方々の安心・安全の見守りサービスとしても機能します。また、販売場所でも新しいコミュニティが形成されていきます。
みやき町は、デマンドタクシーやコミュニティバス、御用聞きサービス等も行っています。それらと連携し、地域全体でゆるやかな繋がりを保ち続ける事で、最終的に孤独死を減らし、健康年齢を伸ばすことに繋がっていくと願っています。