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漁師のおかみ達が小さな島から発信する「ぶらんど」

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藍島（あいしま）は関門海峡の北西に浮かぶ小さな島で、周囲を玄界灘、響灘、関門海峡という豊富な漁場に恵まれています。
藍島ぶらんど倶楽部は、島の漁師の料理自慢のおかみさん達が集まって平成１９年からその活動を行っています。
活動のきかっけは感謝の気持ちからでした。島づくりのボランティアに来ていただいた方々に漁師料理を提供し、それが大好評。そんなに喜んでいただけるものならばもっと多くの人にこの北九州の美味しい魚を知ってもらいたいと、地元の物産展等に参加。そこで高い評価をいただけるようになり、平成２６年に株式会社藍島ぶらんど倶楽部を設立しました。
漁師である夫が獲ってくる鮮度抜群の魚介類を、魚を知り尽くしたおかみさんグループが一番おいしいと思う形にした加工品を製造、販売しています。獲り手と作り手が明確にわかる安心安全の商品として、すべてが手作業のため大量生産はできませんが高い評価をいただいています。
そのような中で、北九州市の担当職員さんからふるさと納税のお話をいただきました。この北九州市の海の幸のおいしさを全国に発信できるのであれば加担したいと思って参加を決め、PCの操作方法のサポートなどを受けながらなんとか軌道に乗ることができました。そこでWEB事業の基盤ができ販路が拡大。今では首都圏を中心に様々な企業様と取引をさせていただいています。
ボランティア支援をきっかけに始まったこの漁師のおかみさんたちの活動が、事業として成立し、ただ漁師である夫の帰りを待つだけでなく自分たちの手で北九州市の魅力を全国に発信できていることをとても誇りに思っています。