2022 エントリー

チョイスルーキー部門(担当1年目職員)

GCFの挑戦で見えた、小さな村を囲む大きな支援の輪

山梨県丹波山村

GCFの挑戦で見えた、小さな村を囲む大きな支援の輪

今年4月に役場に入り、初めての担当業務がふるさと納税です。「ふるさと納税=返礼品勝負」の印象が強く、万人ウケする品の乏しいこの村で一体どうしたらいいのか、前年までの取り組みをなぞる以外にすべきことが分からずにいました。そんな中、6月に主要道路の国道411号が落石の影響で通行止めに。一番の書き入れ時にもかかわらず、宿泊施設などのキャンセルが相次ぎ、村の産業、村民の暮らしへの影響は日に日に深刻度を増していきました。
自分にもできることはないか。あれこれ考える中で浮かんだのが、GCFでの支援の呼び掛けでした。大急ぎでプロジェクトの立ち上げ準備をし、SNSで周知したり、ポスターを貼ってもらったり、新聞でも取り上げてもらい、開始からわずか12日という速さで目標額を達成しました。
100万円という額に、「それで何ができる」という声も寄せられます。寄附金の使い道の一つである見舞金は、本当に「お見舞い」に過ぎないかもしれません。それでも、額の大小以上に、村の窮地に寄り添って「頑張れ」と背中を押してくれる人がこれだけいると気付けたことに、今回の挑戦の意義を感じています。
国道411号が開かないなら、他のルートで来てもらえる方法を考えるなど、丹波山村はまだ、あきらめていません。目標は、国道411号が再開した時、今回のプロジェクトへの寄附者の方々を村に招いてイベントを開催すること。その日が1日でも早く来ることを祈っています。
寄附者の方々はもちろん、即実行に移させてくれた上司、協力してくれた先輩、親身に相談に応じてくださったトラストバンクの方々に感謝しています。

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