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チョイス自治体職員部門
高知県安芸市
地域を愛する想いは伝播するもの
自治体職員
徳廣 誠人
担当になって2年目、寄付者の皆さまへの感謝の気持ちはもちろん、地域のため、事業者のために活動できる「ふるさと納税」の職務に大きなやりがいを感じています。
事業者の皆さまにも、ふるさと納税が収入の維持・向上につながっていると感じていただけており、またECサイトによる販路拡大の重要性に気づかれた方も多くいらっしゃいました。その中で、ECサイト立ち上げに関する補助金を新設する等、事業者の声に耳を傾け、喜んでいただける取り組みを行うことができました。
また、こんなこともありました。
「安芸市の伝統工芸『内原野焼』で文鎮を作って、書道の街・安芸市を発信したい」
高知県立大学で地域活性化を学ぶ学生のこの想いから生まれた『うちはらのやきがし』は、ペロペロキャンディーとクッキーをイメージしたかわいらしいデザインの陶器で作った文鎮、安芸市ふるさと納税の返礼品です。
初めに話をいただいた時には「はぁ?」と思いましたが、おばあさんが暮らす安芸市を盛り上げたい、「内原野焼」の魅力や価値をもっと広めたい、安芸市の文化を絶対に継承できるように何か活動したい、という熱い気持ちに触れ、「安芸市を好きでいてくれる若者の想いをカタチにしてあげたい。」と考え、即行動。内原野焼の窯元で伝統技術後継者「土佐の匠」である西邨出さんに打診し、試行錯誤の末、この『うちはらのやきがし』が完成しました。引き続き、ふるさと納税を通じて、書道の街・安芸市の特産品とすべく、磨き上げていきたいと考えています。
これからも「地域のために」という志を同じくする「仲間」の想いに寄り添い、ゴールに向かって、一緒に走っていきます。