2022 エントリー

未来につながるまちづくり部門

共創のふるさと納税~サスティナブルな地域づくりを目指して~

北海道芦別市

共創のふるさと納税~サスティナブルな地域づくりを目指して~

寄附の93%以上を占めていた高額返礼品の取扱事業者の撤退により、落ち込んだふるさと納税。行政として、寄附金額を増やすことではなく、ふるさと納税を通じて地域にある魅力や資源を地域の方々と一緒に発信し、全国の方々に応援いただきたいとの想いから「共創のふるさと納税」に取り組んでいます。
市内にある様々な団体や企業との意見交換はもちろんのこと、特に次代を担う高校生の意見を取り入れるため市内にある高校の協力を得て、ふるさと納税についての授業を行ない、これまで取扱いが少なかったお米に着目をしたロゴのデザインやキャッチフレーズのアイデア、キャラクターや返礼品の提案などをいただきました。
とりわけ、高校生がデザインしたパッケージ米は多くのご寄附をいただき、芦別米がサイトランキングで1位になるなど注目されたことで、市内での一般販売を積極的に行うなどの新たな販路拡大にもつながり、通年を通じた提供のため事業者による新たな設備投資も進められています。
また、寄付金の使途についても、子ども・子育て、健康と命を守る事業など明確化を図り、地域活動やまちづくりに貢献する人材を育成し、地域の活性化に寄与することを目的として実施している高校生を対象とした「芦別市地方創生塾」の経費にも充てています。
ふるさと納税を通じて、地域内の「ヒト」「モノ」「コト」をつなげ、サスティナブルな地域づくりを目指しています。

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