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手袋が繋いだ縫製技術から生まれた、バッグ工場の形勢逆転の一手

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私たちが工房を構える東かがわ市は、日本におけるシェア90%を超える手袋の一大産地です。私たちも革手袋製造工場として約70年前に創業しました。
時代の流れと共に手袋からバッグへと主力製品を切り替え、小さな町から世界を驚かせるための形勢逆転の一手として、2019年にオリジナルブランド「TIDE（タイド）」を立ち上げました。

TIDEは、潮や潮の流れを意味し、その名の通り瀬戸内の潮の流れや大地の等高線を、縫い目を見せない内縫い曲線パッチワークで表現しています。このパッチワークには自社のルーツである手袋縫製の技術が詰まっているのです。

今や国内生産比率は2％といわれている縫製業。斜陽産業と言われているこの国内縫製業の”潮目”を変えたい。持つ人の背中を押すような、そんなブランドになりたい。
TIDEのコンセプトは「The TIDE is turning　－形勢を逆転する－」です。

気の遠くなるような縫製作業から現れる独特な模様が藤巻百貨店様の目にとまり、共同開発した限定カラーのトートバッグや財布が、「藤巻百貨店×ふるさとチョイス」というコラボレーション商品に選ばれ、人気を博しています。

ふるさと納税をはじめとする様々な活動を通してTIDEを発展させることが、手袋産業の認知度向上に繋がり、東かがわ市という小さな町に、ものづくりが好きな人たちが集うきっかけになる。その一助となれば、これほど嬉しいことはありません。