2022 エントリー

部門大賞

未来につながるまちづくり部門

全国初!自動運転バス定常運行「誰もが生活の足に困らない町」へ

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茨城県境町

全国初!自動運転バス定常運行「誰もが生活の足に困らない町」へ

藤井 裕紀

境町は移住・定住施策や地域活性化など、様々な地方創生に関する施策を実施しており、その結果、移住者の増加等により人口減少に歯止めがかかるなど効果が表れているところです。
しかし、境町には鉄道駅や循環バスがなく、路線バスの本数も少ない、高齢者が免許返納したくてもできない環境のため公共交通の充実が課題でした。
その様な中、サスティナブルな公共交通網を形成するために2020年11月、全国自治体初となる公道での自動運転バスの定常運行を開始し、2021年8月には走行経路を当初の4倍の約20キロメートルに拡大するなど「横に動くエレベーター」として利便性の向上に努め、これまで目立ったトラブルや事故もなく順調に運行を継続しています。町民の皆様、特に高齢者の方からは、「これで安心して免許が返納できる」「自動運転バスで明るい未来が見える」などの前向きな意見を多数いただきました。
こうした町の取り組みが高く評価され、2022年2月に日本自動車会議所の創立75周年を機に創設された第1回の「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」において大賞を受賞しました。また、子育て支援施設の利用者など、定期的に利用する町民が増加しているだけでなく、町外の方の観光利用や、全国の自治体や大学・民間団体等からの視察も相次ぎ、2022年7月19日には乗車人数1万人を達成しました。
全国に横展開できる近未来モデルへ!境町のチャレンジは、日本の将来に対するチャレンジでありどこの地方自治体にもある課題解決のための挑戦だと思っています。今後も、町民が安心して住み続けられる「誰もが生活の足に困らない町」を目指していきます。

意気込み動画

審査員のコメント

ミネ シンゴ

出版社 アタシ社代表

ミネ シンゴ

EV化とテクノロジーが加速する現代において、町の社会課題を華麗に解決しているところに感動しました。人的リソースもかかりにくい、継続性がある、圧倒的に便利、など同じような環境の地域は取り入れるべきだとすぐにわかる企画が素晴らしいと思いました。

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