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チョイス自治体職員部門
鹿児島県いちき串木野市
「こだわり」を写真へのせて
自治体職員
木塲 英朗
休日にはカメラ片手に地元の景色や魅力を記録写真として残している。
そんな担当2年目の私は、この特技を常に返礼品に活かすことを意識してファインダーを覗いている。
新規の返礼品事業者は開始の際、大きな不安を抱えている。その不安を少しでも和らげるために新規は自身で撮る。これが私のモットーである。
事業者へヒアリングを行いながら「こだわり」を少しずつ拾いあげていく。
ほとんどの事業者は、「うちには特にこだわりはないんだよ」と口をそろえるが、日常の中で当たり前に感じてこだわりに気づいていないことが実は多い。
話を深堀りすることでそれが伝わってくる。
引き出した「こだわり」を今度は私の特技へとのせていく。
返礼品にはそれぞれの色がある。背景にある想いはさらにこの色に深みを与える。
角度や盛り方はもちろん、製造背景をその色に合わせて幾度もライティングや構図を工夫して納得のいくまで撮影を繰り返す。
事業者も私もそこに一切の妥協は無い。
初めて返礼品が選ばれた時は私にとって、事業者の「こだわり」を届けられた瞬間であると感じている。
全国の皆様へ、事業者の「こだわり」や「想い」を写真へのせてお届けしていきたい。