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チョイス自治体職員部門
岩手県一関市
ふるさと納税で世界を元気に!「SDGs×ふるさと納税」の創出と挑戦
自治体職員
松谷 俊克
当市は、平成30年度までふるさと納税に本格的に取り組んでおらず、寄附実績も県内の市で桁違いの最下位でした。その後、他自治体のように取り組み、実績も伸びてきましたが出遅れた分、何かずっと悔しい思いがありました。そんな時「実績で勝負をしても勝てない。なら従前の「ふるさと納税制度の趣旨、寄附者の純粋な思いを大切にしたい」という軸を大切にして、寄附者が喜びみんなが幸せになり、市のPRやふるさと納税制度の維持にも結びつくような取組みをしたい」と思い、着目したのが当市が「SDGs未来都市」に選定されたこと。動き出したのが「SDGs×ふるさと納税」です。寄附者の返礼相当額を活用させていただき、全国のこども食堂を支援する取組で「SDGs」を兼ねています。
≪SDGs≫
・全国のこども食堂を視野にした支援
・支援する食材はフードロス削減の品
・支援するこども達を「フードレスキュー隊」と位置づけ、支援を通じてフードロス(SDGs)の学習機会を提供
≪寄附者≫
・支援結果を共有し、喜んでいただく
・「ふるさと納税」の再評価に結びつく
≪市≫
・「SDGs未来都市」として認知される
・市や市の農産物を知ってもらう
・生産者の利益になる
・支援したこども達が将来の関係人口になる可能性がある
など多くの相乗効果を期待しています。この取組に初めて寄附申込があった時は涙が出ました。そして現在多くの寄附をいただいており、まもなく第1弾目となる支援の発送が始まります。ワクワクがとまらない、このような仕事ができて幸せです。「ふるさと納税で日本を元気に」からSDGsを通じて「こどもを笑顔」に「世界を笑顔に」。