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ガソリンスタンド存続プロジェクト～GCFがつないだ地域の未来～

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人口約1000人、高齢化率約55％の杵築市大田地域で、唯一のガソリンスタンド（以下、ＧＳという）がなくなるという大きな問題に直面しました。ＧＳの閉店は車や農業機械への給油、移動手段のない高齢者等への灯油配送等に支障をきたし地域住民の生活に影響を与えるばかりか、まちの未来を担う若者の流出により地域の消滅にも直結しかねない問題として懸念されました。
まちづくり団体が中心となりＧＳを存続させるべく、専門家の支援を受けながら10年間の経営計画の策定や各種補助金の申請手続きを進めてきましたが、住民の力だけでは開業に必要な資金調達の面で限界があることを知りました。そこで使い道への共感から寄附を募るガバメントクラウドファンディングを立ち上げることとなりました。多くの方からご支援をいただいた結果、目標金額の倍を超える寄附をいただき、今年2月から住民有志が役員となって設立した新会社が、ＧＳの経営を継承することができ、ガソリン等の販売に加え、「巡回式見守り灯油配達事業」として月2回の定期的な給油と合わせて、高齢者等の生活見守り支援も行うなど、ＧＳを中心に地域住民が担い手となり、支え合って生きていく持続可能な仕組みが生まれています。
このプロジェクトに賛同いただきふるさと納税を通して全国の皆様からいただいた寄附や温かいメッセージ、そして、なによりも地域住民からＧＳをなくさないでありがとうというお礼の言葉がこの地域が救われた証拠だと確信しています。ふるさと納税がつないだ地域の未来を、これからも守り続けたいと思います。