チョイス事業者部門
愛知県扶桑町
ワースト3からの挑戦!一枚の写真から動き出した扶桑町
自治体職員
伊藤 大輝
二年前の春、扶桑町のふるさと納税寄附額は愛知県ワースト三位に。「なんとかしたい!扶桑町の良さを全力でアピールしよう」とふるさと納税担当者は毎日奔走していました。
そして、出会ったのがフォトスタジオ「アンジュ」。見栄えがあまり良くない写真の返礼品があり、まずは今ある返礼品の良さを寄附者に全力で伝えようと、返礼品の撮影し直し、画像制作を無償でするという思いもよらない提案の元、取り組みを始めました。事業所に赴いての撮影やスタジオ内で撮影した写真、文字入れとデザインされた画像を見た事業者からは「自分では出来ないから商品の魅力が伝わる写真になって嬉しい!さすがプロは違う」と笑顔があふれ、それを機に次々と撮影をしました。
また無償の写真撮影、画像制作のサポートがあることで新規事業者が驚くほど増加していきました。現時点で100枚を超える写真撮影と画像を制作。これによりリニューアルされた返礼品に寄附が集まっています。そして今後も無償提供は継続されます。アンジュのこれまでにない積極的で社会的な取り組みは新聞にも取り上げられ、地域社会の発展にも繋がっています。事業者を生き生きさせ、そして町と事業者と寄附者を結ぶ架け橋として一翼を担う存在となりました。
写真の力で扶桑町の特産品をアピールし、寄附者を魅了したい!肉や魚、果物といった目立った特産品はなくとも、全国の寄附者に扶桑町の宝をお届けしたいと思っています。