未来につながるまちづくり部門
北海道鶴居村
地域に愛される音楽祭の開催「タンチョウの里鶴居村音楽祭」
自治体職員
和田 彰
ひがし北海道の内陸部に位置する鶴居村は、人口約2,500人の小さな村で、国の特別天然記念物タンチョウが生息し、日本最大の湿地「釧路湿原国立公園」を有する自然環境豊かな村です。ゆるやかな丘陵地帯による牧歌的風景が村一面に広がり、「タンチョウが住まう暮らし」と「酪農大地の景観」が評価され、日本で最も美しい村連合にも加盟する美しい景色が広がるのどかな村です。
そんな鶴居村で、「地域に愛される音楽祭を開催したい」との思いから、2023年9月28日(金)から10月1日(日)にかけて「タンチョウの里鶴居村音楽祭」を開催しました。この音楽祭は、コロナ禍に鶴居村の豊かな自然環境に魅せられて村に移住した指揮者「石川征太郎」氏が監修者となって、地域の有志達によって開催された音楽祭で、単にコンサートを開催するだけでなく、村内の全小中学校へアウトリーチしプロの演奏を子ども達に届けた他、村の豊かな自然環境を活かしたミニコンサートの開催、村の中心部に新たにオープンした体育館を利用したメインコンサートの開催と、週末を通して老若男女、幅広い方々が音楽を楽しめる機会を創出しました。
これまで村ではこうした機会の創出はなく、村の将来に向けた新たな取組みとなり、今後もこの地域に根付くよう、ふるさと納税制度の活用をはじめ、多くの方々に支えていただき、村の成長、村民の幸せにつながる活動にしていきたいと思います。