チョイス事業者部門
佐賀県
「医療の届かないところに医療を届ける」を佐賀県から
特定非営利活動法人ジャパンハート
冨樫 陽子
特定非営利活動法人ジャパンハートは東南アジアの低所得国を中心に小児がんをはじめとする難病の子どもたちに無償で高度医療を届けるほか国内外の大規模災害発生時には被災地に医療チームを派遣する緊急救援活動を行う団体です。
2020年4月からは国内の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、全国201か所の医療機関/福祉施設に対して、のべ485名の看護師を中心とする医療チームを派遣しました。災害時の支援を迅速に行う体制を強化するためには自治体や地元団体との連携は不可欠であり、ジャパンハートは2020年に佐賀県と進出協定を締結し、佐賀県のふるさと納税を利用し、佐賀県をハブとした九州・西日本全域の災害支援体制の強化、新型コロナウイルス感染症対策と医療従事者の育成などに力をいれています。令和3年8月豪雨災害では、被災した佐賀県武雄市および大町町に対し救命救急士・看護師・調整員からなる先遣医療チームの派遣を実施しました。
ふるさと納税の返礼品では、心を救う医療を大切にするジャパンハートと、『こころからこころへ』を経営理念に、心を込めたモノづくりを行う佐賀県の伊万里焼の工房と共に子ども用食器を準備しました。毎日の食事に使う食器が、医療が届かない災害現場や子どもたちに、医療を届けることにつながり、食器を使うお子様やお孫さんがモノを大切に扱い、生活や食事に感謝する心を育くむ社会貢献型のふるさと納税です。