未来につながるまちづくり部門
佐賀県みやき町
健幸と笑顔が集う場所「メディカルコミュニティセンター」の挑戦
自治体職員
重松 宏紀
「健幸長寿」のまちづくりの一環として2年前に整備された「市村清記念メディカルコミュニティセンター」は、プールやジム、鍼灸院や整骨院、薬局、キッズルーム、レストランなど全22の民間企業が参画し、包括的な健康づくりを行う施設です。
幅広い年代を対象に健康をテーマにしたイベントやカウンセリング等が行われている中で、注目を集めているのが「みやき健幸大学」です。これは、60歳から80歳までのシニアが健康に関する知識や運動法を身につけることを目的として、週に2回、3カ月間にわたって健康に関する講義を受講します。認知症予防のセミナーや筋力トレーニング、ヨガなどを「健幸長寿」という同じ志を持った仲間と3か月学ぶことで、健康に関する知識習得のみならず、新たな交流にもつながっています。すでに第3期が修了し、約100名の卒業生が自身のみならず、地域の健康マイスターとして地域の「健幸長寿」に貢献しております。
さらに、地域コミュニティの醸成として、施設内にて月1で開催されるマルシェイベント「みやきマルシェ」があります。毎月異なるテーマでのイベントは人気を博し、年間約6万人の来場者にお越しいただき、地元の飲食店や農家にとって新たな顧客獲得の場として、商工促進につながっております。令和5年度において年間40万人の来館者を見込み、行政と民間企業、地域が三位一体となった健幸と交流拠点として日々成長しています!