未来につながるまちづくり部門
宮城県気仙沼市
市民が気仙沼の未来を変える。「けせんぬま未来人口会議」
自治体職員
若林 秀和
現在、気仙沼市にとっての最大の課題は人口減少となっており、抜本的に解決しなければなりません。
人口減少は避けられないとしても、急速に進むと企業の労働力不足や介護の負担増につながり、市民の暮らしを支える生活基盤が弱くなります。本市では、この問題に対して市民と協働して取り組んでいく必要があると考え、「けせんぬま未来人口会議」を設置いたしました。この会議では4つの分科会(『子育てファースト』『子ども目線の気仙沼の未来』『ワーク・ライフバランス』『女性の活躍』)を設置し、市民からの公募で構成された分科会メンバーが5つのテーマ(『雇用の創出』『雇用環境の改善』『居住環境の改善』『子育て環境の改善』『移住・定住の促進』)についてワークショップなどを行い、話し合いを重ねています。
「けせんぬま未来人口会議」での議論を踏まえて、実施すべき施策や具体的な実践内容を盛り込んだアクションプランを策定し、人口減少を加速させる課題の解決とともに市民が暮らしやすいまちの実現を目指します。
令和5年度からはアクションプランに先行して、ふるさと納税を原資とした「小学校・中学校の給食費無償化」や「第2子以降の保育料無償化」を実施しており、今後はアクションプランに掲載する施策や取り組みに対してもふるさと納税を活用させていただき、課題解決を進めていきます。