未来につながるまちづくり部門
宮崎県高鍋町
宮崎県一面積の小さなまちから始める義務“餃”育への挑戦
自治体職員
永利 暢宏
高鍋町は宮崎県一面積が小さい町ながらも、九州有数のキャベツの名産地であり、名産のキャベツを使用した様々な餃子が堪能できる店舗が17店舗も存在し、中でも、創業50年以上もたつ店舗が2店舗もある。
そのような高鍋町の強みである餃子を活用し町おこしを行うべく、(一社)焼き餃子協会代表理事の小野寺力氏をふるさと応援大使に任命し、餃子のまち高鍋で義務“餃”育を始めることにした。まずは食べることからだと考え、町内の子供たちへの餃子の提供や、ご家族で参加可能な餃子の美味しい焼き方教室などの開催を行うため、GCF®で資金調達を行うことを決意し、3か月間で目標額に対して、200%以上の達成率となった。
集まった資金を活用し、10月3日に町内中学校2校の学校給食への餃子の提供及び、小野寺力氏によるビデオレターの放送、10月27日に町内小学校2校の学校給食への餃子の提供及び、小野寺力氏による学校訪問・講演会を開催し、子どもたちへ高鍋町の餃子の魅力や餃子を作るにあたり関わっている人たちの思いを伝え、義務“餃”育をスタートさせた。10月28日には高鍋城灯籠まつりの開催に伴い、高鍋餃子フェスおよび餃子の美味しい焼き方教室を開催し、100名程度の参加者が集めることができた。
宮崎県一小さな町でも積み上げてきた貴重な財産をさらに周知し、子どもたちが誇れる町づくりができるよう今後も様々な挑戦を行っていきます。
アワードへの意気込み
ノミネートされた自治体職員 永利 暢宏さん に意気込みを伺いました。
審査員のコメント
株式会社YeeY
共同創業者/代表取締役 他
義務“餃”育というネーミングも、餃子にかけるパッションも、思いっきり取り組んでいる感じがあって興味が持てる。地域に興味を持ってもらうメッセージ性は非常に高い。