チョイスルーキー部門
千葉県南房総市
房総半島最南端から魅力を発信 「七色の自然」を感じてほしい
自治体職員
川名 恭介
当市は平成18年の7町村合併で誕生しました。東京湾から太平洋まで半島をまたがるほど市域が広く海が身近な土地柄、ふるさと納税では伊勢海老、アワビなどの海産物や加工品が主力。捕鯨の歴史から鯨産品も目が離せません。
どうしてもモノが注目されるふるさと納税ですが、ヒト・コトなど、制度を通して何とか当地へ関心を持っていただけないかと考えました。そこで着手したのが、令和元年房総半島台風とコロナで4年間未開催のファンミーティングの復活。バスを貸し切って4年前の災害からの復活と新たな魅力発見をテーマに、伊勢海老・アクアメロン・乳製品の生産者さん訪問と試食、お昼には顔ほどのサイズのアジフライを、そして道の駅や学校施設の被災やふるさと納税の災害支援を学んでいただき、最後にワークショップを開催、勿論お土産の花菓子も忘れません。
随分スケジュールと胃袋に詰め込んだなという内容でしたが、定員20名に対し70名超のお申し込みと多数のご意見をいただき有意義な結果となりました。旅行好きな参加者の方からは、ハサミで伊勢海老を捌く企画は新鮮で楽しかったとうれしいお言葉をいただきました。
生産者さんが培ってきた知識や経験が、体験してみると単純に面白い。きっかけは様々で、こうした切り口からその土地への関心が生まれるのかもしれません。次は早春の南房総で、花と鯨と温泉をテーマにしたツアーなど如何でしょうか?